Kotobanoyukue

自分が何者か忘れぬように

仕事が終わって家で酒を飲む理由。

少し人並みに仕事をした日はお酒が飲みたくなる。

その渇望感は、性欲に似ている。性欲解消するのは手順が大変かつリスキーだけど、飲酒は簡単。ドラッグストアでストロングゼロを買うだけ。帰宅の導線上ではないので、そのまま我慢できることもあるが、8割くらいは買ってしまう。いっしょにポテトチップスののり塩とさけるチーズも買う。

「今日もジムいけないな」「プログラミングの勉強後回しやな」

って毎回思う。

「ただいま!」邪気払いのように、大きな声でドアを開ける。リビングのドアを開けると、夫は寝転んでバラエティ番組、娘はタブレットYoutube。部屋がめちゃくちゃ散らかっている。いつも同じ光景。素面でこの光景を受け止められないというものある。私はすぐに発狂するから。マフラーとコートをかけたら、椅子に座ってストロングゼロプルトップを開ける。ぐびぐびぐび。元々ない生産性が半分以下に下がるが、気持ちは落ち着く。

少し飲んだら、夫に「ごはんくらい炊いておいてよ」「風呂の水が臭くなるから追い炊きしないでよ」と、小言を言いながら、料理の支度をする。料理をしながら端のコンロで赤ワインを温める。

娘の食事の用意ができたら、私はキッチンに置いた小さな椅子で、酒を飲みながらポテチをつまんで、スマホでインスタグラムを見たり、ニュースサイトを見たり。そして酔いが回ってきたら、その場でまかない飯のように3分で夕飯を食べて家事の続きをする。皿にすらいれない。食事が終わると、へとへとな自分に鞭を入れて娘の宿題を見て、風呂に入って、眠剤を投下して寝る。お酒という「気持ちが変わるツール」がないと、動けないのだ。