Kotobanoyukue

自分が何者か忘れぬように

田代まさしは薬物からの復活者のアイコンになれるのか

ちょっと古い動画なんだけど、田代まさしと漢a.k.a.GAMIがコラボした動画が面白かった。
 
田代まさしの姿を「再逮捕」報道以外で見たのは久々だったし、良い意味で開き直り、ギャグまでかまして元気そうに見えた。率直に、今のところは薬物から離れられている様子でうれしく思った。
 
※ちなみに、動画内で田代まさしが「Just for today」という薬物更正施設(ダルク)でよく使われている用語を口に出したとき、吹き出した。わかる人だけわかるという、まさにHIPHOPの世界。マーシーおもろいやん。
 
私は薬物依存から復帰した人間が「薬物」を語るとき、別に真面目1本調子じゃなくと思っている。世間の人は、清原やノリピーみたいに涙を流して誓いを立てる姿を見て納得したがるけれど、きっと本人達の思いはもっと複雑だ。
 
とくに、メディアは薬物依存から抜けた人を画面に映し出すとき「心を入れ替えた」「真面目になった」というように見せたがるけど、たぶん真面目に、なっちゃあいないw 
有名人の場合、社会的制裁を受けた上、今後の人生「品行方正」で生きることを強要されているようで、実に気の毒に思う。
 
薬物でも不倫でも、他人に「反省しろ」とか言っている人、本気で意味わからない。
 
そもそも「覚醒剤」までいっちゃう人の大半は、根っからの「ワル文化」好きだったり、カルチャー好きだったりする気がする。そういう意味では、本人の持って生まれた気質がたまたま反社会的で、お気の毒という見方もできる。私は不良キャラに憧れる陰キャで不良になれなかったけと゛
不良というものは、貧乏に生まれても、ボンボンに生まれてもなるべくしてなるというのが、私の持論。
 
また、薬物逮捕者に同情する点もうひとつ。ドラッグは、音楽やファッションなどのカルチャーとも繋がりが深い。逮捕をされると、周囲の人間からのプレッシャーで、自分が慣れ親しんできたカルチャーそのものまで否定しなければいけなくなるのが悲しい。DJまでやっていたノリピーは、きっと今でもチャンスがあれば、海外のコアなパーティーでブチアゲたいと思っているはずだ。
 
その点、このMVにも出ているがラッパーD.O(大麻取締法違反の前科アリ)は、いびつながらも。リアルでいること、ウソをつかないことのバランスを取っていると思う。
薬物で復帰した日本人アーティストは、そのことについて決して触れないで、なかったことみたいな顔しているけど、D.Oみたいに曲にしてほしいな。マッキーなんて、覚せい剤依存からの帰還者としてのカリスマになってもいいと思うんだけど。