Kotobanoyukue

自分が何者か忘れぬように

30過ぎたら年下の友達が増えた

もともと私は年上の友達が多かった。年が離れた兄姉をもつ末っ子のせいか、根っから甘えた(依存体質)なのである。切り分けたケーキは、自分が一番大きいのをもらって当然というメンタリティである。また思ったことをすぐに口に出すので、同学年の反感を買いやすく、相応に痛い目にも遭った。この質のせいか、付き合う友人は、必然的に懐が深いオッサンばかりになった。小学校高学年のときの一番の友人は、近所の中年男性。同じ絵画教室に通い、そのあとお好み焼き屋に行くのが週末の恒例だった。学生の頃、によく遊んだのは、40代半ばの学校教師。今思えば、当時の自分は、若さや女性性をチラつかせることでしか、人間関係が築けなかったのかもしれない。当時はそんなつもりはなかったけど、まともな同世代や同性には、相手にされなかっただけだったいう側面もあったと思う。この年上大好き傾向は、30歳頃を境に変わる。

30代で社会性を身に付けはじめる

一応世の中では20歳で成人だといわれているが、私の場合でいうと30歳くらいのときかなと思う。

・結婚を機に、選択権のない人間関係が強いられた
・子どもができたのを機に、難しい役所関係の書類処理しなくてはならなくなった
・外見的な衰えや既婚者という立場から、男性に異性として見られなくなった
(異性を頼れなくなった)。

これらの体験を通して、ゆっくりと成人したなぁという感じ。20代のときは、肩書は会社員でも、社会人として体(てい)を成していなかった。携帯電話やクレジットカードの支払いの遅延が多く、何度か解約させられた。住民税の支払いをシカトしていたら、会社に督促の電話がきたこともある。家はゴミ屋敷。貯金なし。男性を傷つけるのも平気だった。異性に免疫のないような男性を、気が向いたらからかい、飽きたら完全無視みたいなことをしていた(嫌な奴)。

でも子どもができてやっと私は「普通の人」が「普通にできていること」が人並み以下だけどなんとかできるようになり、大人になった。そしていつの日か、私は新規で人と「仲良くなれそうだな」と感じるのは、年上ではなく、年下オンリーとなった(私の見た目が若いとかではない)。同じくらいの年の人は、いつも「いつ叱られるか」とヒヤヒヤする。「年下友達の増加」現象は、私が「健全な人間関係」を、昔より築く力が付けられたことの現れだと思う。性差や年齢を武器にしないで良い人間関係は非常に心地が良い。